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2008年12月

半年ぶりのご褒美

更新が中断してるじゃないか! ホントねぇ、スミマセン。
もう、家に戻って元気に過ごしています。
断食のときの話を書くと時間がかかるんで、とりあえず近況報告から。

年末年始の現在は、断食で一ヶ月遊んだ分の小銭稼ぎのバイト中。
断食後も、新しい生活をスタートさせるために、バタバタしてました。

毎日、玄米菜食続けてますよ~♪
料理するのが楽しいし、素材が素晴らしいから、
食事のたびに「ウマイなぁ・幸せやー」とつぶやいてます。

というわけで、私の断食日記はこれからが盛り上がるのに!
という所で中断中ですが、更新は、もうチッとお待ちあれ。

***

今日は、愛しのMIYAのライブに行ってきました!
体調がずっと悪かったので、行けるはずのライブにも参加できず、半年ぶりのライブ。
ブラジルツアー後の凱旋ライブなんて前から3列目!だったのにィ…(未だに後悔)。

半年ぶりのライブは、泣きっぱなしでした。
こんなに熱い涙を流したのはいつ振りだろう。
そして、これほどライブで泣いたのも初めてのような気がする。

半年前は、その後の自分がアトピーと戦うことになるなんて考えもしなかった、
この半年の間、MIYA達は夢のブラジルツアーを成功させていた。

お互いの半年間に起こったいろいろなことを思い起こしたり、
ガンガズンバというバンドを始めた頃のことを思い出したり、
“あふれ出す涙”と“こぼれ落ちる汗”が、ホールを潤していった。

断食で私は変わってしまったのです。
それを実感させてくれるライブだったかもしれない。

人目を気にしたりすることもなくなって、すごく踊りまくった。すごく大笑いした。
無理に止めないでいたら、ポロポロ出てくる涙から、今の自分を感じられた。

あぁ、良かった。今年の一年はとても良かった。

断食のときに教わった“人生に大切なことは「愛と感謝です」”という言葉を
思い起こさずにいられない夜だった。

ライブ最後にMIYAが語った言葉、「嘘のない音楽・信じられる関係……」。
来年も必ず、MIYAの音楽で解放されるんだ。

それにしても、カッコイイぞ!MIYA~。
半年間で前よりずっと、体力つけてパワフルに踊ってた。
腹筋スゴイし(ありゃ脱ぎたくもなるさな)。

というわけで、大晦日は紅白歌合戦でございます。
ガンガズンバ&THE BOOMを、お見逃しなく!
なんて幸せな年越しなの~!

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断食施設22日、アトピー地獄 ~彼女の場合~

私がココに来てからしばらく後、重度のアトピー女性がやって来た。

顔が赤く、肌は見るからに痒そうに乾燥している。
その人は、時々体をかきながらも、積極的に周囲へ話しかけていた。
それだけでスゴイなと思う。
私なんか、肌がヒドイ時は人と目を合わせることさえ出来なくなるから。

彼女の人生は壮絶だった。
幼い頃からずっと途切れることなくアトピーと戦っている。
生まれ育った場所を離れ転地療養のために九州で生活するも良くならず、
東京や高知・関西などの有名な皮膚科をたずね歩き、何度も入院し、
漢方から食事療法・あらゆる民間療法を試みているのだ。
アトピー患者の行列ができるような有名な先生にも診てもらっているという。

そして一時期良くなり看護婦になれたというのに、激務にてアトピーが悪化し、
現在は休職中というのだから、なんていう悲劇だろう。
子どもの頃からのアトピー体験から看護婦を目指しただろうに、
その頑張りもむなしく、生活も学校も仕事もアトピーによって断絶されてばかりなのだ。

そんな境遇なので、重度のアトピー患者の友達が多いらしい。
寝たきりのままな若者の話など、聞いているだけで息が苦しくなった。

私も、生まれてずっとアトピーに苦しめられてきた悔しさがある。
でも、彼女に比べたら全然だ。

その子も、私と同様、1ヶ月の予定で来ていた。
「断食って、治療の最終手段のような気もするけど、出きるかどうか不安で」
と来た直後は明るい顔をしていたのだけれど……。

結果的に、彼女には断食が合わなかったようだ。
食べないと頭痛や吐き気が激しく、お粥などが続いた。
肌がよくなる兆候がないまま時間ばかり過ぎる。

結末は突然やってきた。
なんと、白内障が悪化して目が見えなくなったので帰るという。
片目が急に見えなくなっているので危険だから、手術することになるだろうと。
アトピーの場合、顔を引掻いたりすることから、突然悪化するらしい。

その表情は、毎度のことと言うような諦めが漂っていた。
「手術は仕方ないけど、入院するのがめんどくさいなぁ」と軽い感じに語っていた。
“また、ダメか……”
そんな心の声が伝わってくる。

「みうらさんは調子いいみたいですね」と言われ、返す言葉がない。
「諦めないで!」とも「いい治療が見つかるはずだから」とも言えない。
あれだけ戦っているのに、きっと治るよなんて、絶対言えない。

でも、気持ちで負けちゃ、やっぱりダメなんだ。

私が、自分もアトピーが治せるかもしれないと「革命」が起こった時のように、
きっと治してみせると彼女が思えるときが来ることを願う。

その、私の「革命」については次にでも。

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断食施設21日、断食コミュニティ

停電によって、一晩部屋を変えることになった翌日、
施設長の奥さんが、「昨日はゴメンね」とハーブティをご馳走してくれた!
というわけで、昨日同室となった彼女と奥さんとティータイム。
その時間から、この場所を中心としたコミュニティが広がっていることを知る。

山小屋の従業員だった頃も、同じ驚きがあった。
あんな山奥の小さな小屋で、濃い人間関係が発生しているのを知った時だ。
小屋主と常連さん、スタッフと常連さん、常連さん同士など、
その人としか語れないことや、その場所だけの“特別なつながり”があって、
それを、拠りどころに生きているような人たちがいることに、驚かされたものだった。

そういう関係性が、ココにもあった。
施設長のご夫婦に魅了され、休みが取れると断食に来る人がいる。
そのリピーター同士で仲良くなり、普段でも連絡を取り合う人がいる。
同じ病や課題を抱えたもの同士、親類以上の仲になる人もいるそうだ。

そういうわけで、年末年始は半年前から予約で埋まっているという。
すごいでしょ?
食べることが楽しみのお正月に、断食しようというのだから。

もちろん、断食によって体がリセットできるのを理由に来る人もいるし、
心のメンテナンスに来る人もいるはず。

でも、ココのスタッフにしか話せないことがある、という人もいるらしい。
昨日書いた彼女も、普段から断食のことを相談できるのは、
ここで知り合った人か、ココのスタッフだけだと言っていたし。

こんな山奥に、全国から相談を持ちかけられ、寝る間も惜しんで働く夫婦がいる。
その姿をみて、これぞ天職だなと思わされた、ハーブティの味だった。

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断食施設20日、停電からの収穫

食事前の時間帯、突然電気がつかなくなった。

山の上だし、よくあることかと復活するのを待つが、いつまでも真っ暗。
目を開けても閉じても、真っ暗闇だ。
さすがに、山の中だな~と気長に待っていると、
スタッフの動きが慌しくなり、今晩中の復活は無理との結論が出る。
10年以上のこの施設で初めてのことだそうだ。
それも、私たちが滞在している部分だけ。

という訳で、別な部屋に移り、隣の人と相部屋になって一夜を過ごす。
それは、とても興味深い夜となった。

断食に来ている人は、ダイエット、過食・体質改善が多い。
正直、アトピー体質の人とは情報交換したものの、
過食の人は、他人事だと思い込んであまり話をしていなかった。

相部屋になったその人は、過食に苦しむ女性。
話すうちに、その悩みがアトピーと同じなのが分かってきた。

彼女が言うには、「過食」を「食べすぎ」としか思われていないことも悩みらしい。
実際には、人生を揺るがす大きなことになっているのに。
彼女は過食のため、仕事も辞めてしまい、
どうしようもなくなって、今回、長期断食に挑戦しているのだから。

過食のスパイラルは、こんな感じで襲ってくるという。
仕事でのストレスがたまると、そろそろヤバイと分かっていても、
食べたい欲求が高まってくる。
食べても解決にならないことを承知で、ドカ食いを止められないらしいのだ。

大量のジャンクフードやお菓子を買い込んで、一気に食べる。
そして、体調を壊す。
その後、食べてしまったことを後悔する鬱状態がはじまり、
人とも会いたくない、外にも出たくない、何もしたくない……、と
引きこもり状態になるらしい。
それを何度も繰り返し、とうとう仕事まで辞めてしまったのだそうだ。
それも、自分が過食してしまうことを他の人へ打ち明けられないと言う。

肌がヒドイぐらいでそんなに大変? とか、
自分で自分をかきむしる自虐的な行動に走ってしまう辛さ。
アトピーと過食の違いは、肌に出るか食欲に出るかの違いだと思った。

“断食へ来る人は、それぞれテーマを持っている”
ココのスタッフが言っていたけど、本当にそうなんだなぁと身にしみた。

彼女が長期断食を決めたのは、
過食が治った人がいること、ココのスタッフが親身に相談に乗ってくれること。
といっても、彼女はこの場所に短期断食で通っているリピーター。
だから、長期だといって本当に過食を止められるのか不安があるのも事実。
お互いの悩みと目標を語り合えた収穫ある夜。
彼女の挑戦が、実ることを願って布団に入った。

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断食施設19日目、紅葉で田舎満喫

本断食をいったん中断して、お粥と味噌汁を朝夕とっている。
少ないカロリーのはずだけど、とても元気。
ふらつくこともなく、頭もシャンとしてる。

というわけで、お風呂までの道を歩いてみた。片道2時間の田舎道。
もう、ニッコニコのハイキングだ。

整えられた田畑、よく働く地元の人たち、軒下にぶら下がる干し柿。
冬への備えをしている様子や、建物の様子から地域の暮らしぶりが、
じんわり伝わってくる。

ココで食べる野菜は、とても柔らかく優しい甘い味がするのだけれど、
この地域の農産物をつかっていると聞いて、納得。
食べるたびに、体がほっこりしてくるのだ。

そして、紅葉の名所でもあるので、少しの時間、観光を楽しんできた。

とんでもない人手。
みな、晴れやかな表情で、黄色や赤の紅葉たちに包まれている。
久々に大勢の人の中にいると、これからの日々を考える。

こんな華やかな気持ちで外を歩くのは、何ヶ月ぶりだろう。
この絶景の紅葉を忘れないだろうなと、ゆっくりと舞う落ち葉を見つめ続けた。

これからも、こんな心やすらぐ機会を増やしながら生活したい。
それには、体調管理を維持しなくちゃ、と前向きな気持ちになれた。

そんでもって、観光地に付き物の誘惑の匂い……。
事前に計画していた「甘酒」を、体いっぱい味わって頂く(フフ、天然物だしエエやろ)。
ほんの一杯なのに、お腹が苦しい。しっかり胃が小さくなってるゾ。

それにしても、周囲を見ると、まぁよく食べるわ飲むわ……。
こんな食欲に戻らないようにと、この違和感を脳に刻むためマジマジ見つめる。
と同時に、やっぱり食べたい気持ちが交錯し、周囲の料理にボー然と見惚れる。

今日も良い一日やったな~。そう思いながら眠りについたのだった。

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断食施設18日、今後の豊かな食生活

今、いちばんの楽しみなのは、ココを出てからの食生活。
それを考えるうちに、自分の来た道、財産について、自覚させてもらっている。

アトピーを本気で治したいなら、3ヶ月の断食が必要と言われた。
それはさすがに難しいと1ヶ月にしたのだから、
この変化を継続させるためにも、断食を終えたら生活全体を変えなければいけない。

まずは、食生活をココの状態のまま維持することが肝心。
というわけで、帰ってから、すぐ玄米菜食を始められるように食材調達を準備中。

玄米・海産物は、昔の職場から。
有機栽培の野菜は、昔の同僚から。
有機の加工品・ダシ関係は、友人達から。
調味料などは、厳選した生協に勤務する友人の生協に加入して……。
まさに顔の見える食材ばかり。

それらは今まで、たまーにしか買うことが出来なかった。
正直高いから。
素晴らしい食べ物であるのは分かる。でも、生活に取り入れるには贅沢品だった。
でも、ココへ来ていろいろ勉強する内に、結果論として安くつくんじゃないか、
と考えられるようになった。

いままでの生活は、体調を度外視し、心が不安定なまま仕事をしていた。
徹夜の仕事となると、いつも栄養ドリンクとお菓子ばかりを口にした。
そんな時に、友人の米や新鮮な野菜があると、何よりのパワーをもらえたものだ。
「こういう食べ物がどんなドリンクより効く!体が喜んでる~!」
のに、その食材で生活するのは難しいと思い込んでいたんだ。

結局、いつもの悪循環におちいることになる。
無理して働く、時間がないと食事もおろそかにコンビニのパンを食べて終わりとか。
その後体調を崩す、同時に肌が荒れる。
何も出来なくなって仕事も進まず……。
自分の行動が、自己嫌悪として跳ね返ってきた。

このままじゃイカンというところまで来てやっと、日々の生活の大切さを知った。

そのことで、私の財産を知ることになる。
本当の安心安全のために不可欠な農産物を、
多くの困難を承知の上で作っている人たちが、私の周りにはたくさんいる。
今更ながら気づかされた。
これぞ、私の財産。

これからは毎日、田畑で頑張るみんなの顔を思い浮かべながら
贅沢な食事ができる!
なんと豊かな日常だろう。
みんなの仕事が、私の体を作ってくれる。彼らへの尊敬と感謝がふくらんでいく。

美味しい食材を活かせる献立を考える今が幸せ。
これからの暮らしが楽しみで仕方ない。

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断食施設17日目、途中経過

体調の変化を書いておきましょう。

11月17日(月)に着いてから、
17~18 : 玄米+味噌汁
19 : 味噌汁のみ
20~26 : 本断食
27~12/4 : お粥+味噌汁
4~ : 本断食

というメニュー。
本断食(水だけ)は、全然苦じゃなかったものの、
どんどん痩せてしまい、このままじゃ外見が病人なので、お粥を摂取することにした。

肌の調子は、良い。
ココに来た日などは、新幹線の移動が不安なほど、全身赤くただれていた。
朝起きた時も、苦しくて動けない状態だったのだから。
それが、4・5日目には確実に肌が良くなっていった。
水だけになると、グングン肌が強くなっているのが分かった。

ただ、お粥を取るようになると、少し戻ったような感じ。
食べ物を入れることで、こんなに肌に影響が出るのかと愕然とする。

それでも、劇的に肌が改善するということはなかった。
普通の人のような、きめ細やかな肌にはなっていない。
それは、それ。落ち込んでなんかいられない。
ココで大事なことを教わったから。

『自分の体について、誰かに治してもらおうと考えている内はダメ。
 まずは、今までの生活習慣がこんな体を作ってしまったことを自覚すること。
 治るために専門家にサポートしてもらうにしても、
 自分が自分の体を治すんだ、という強い意志がないかぎり、治ることはない』
本当にそうだと思う。

もう、だいぶ分かった気がする。
どうすれば肌が正常に機能するのか、を。
食事方法やノンストレスによって、肌が整えられることが分かったのだから、
今までとは意識がぜんぜん違う。
自分が、普通の人の肌になるはずがない、という思い込みがなくなってきた。

これによって、断食に挑戦することを決意させた、
“次なる課題”に、気持ちが移行していった。

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断食施設16日目、ダイエットという重圧

断食というと、特別な意識をもった人が取り組むことのような、
一般的でないイメージがあるはず。
精神修行的な、「なにもそこまで」という雰囲気が漂うもの。
自分も、申し込むまでそう思っていた。

でも、実際来てみると、参加者の一番の目的はダイエットだったりする。
雑誌やテレビで取り上げられているのをみて、
一気に痩せられる、それも毒だし(デトックス)効果もあり、肌までキレイになる。
ということで、参加する人が多いみたい。

だもんだから、来て2・3日で後悔している人が多い。
食べられないことの辛さと、それぞれの好転反応(頭痛・吐き気・眠気など)に
苦しめられるからだ。

でも、その壁を乗り越えると、ほとんどの人が痩せていく。
2週間で、12キロという人もいるそうだ。
みな、「何キロ痩せた?」を会話のネタに、お互い励ましあっている。

なんだかなーと思う。
だって、ダイエット目的で来る人のほとんどが、そんなに太っていないのだから。
なのに、大学生も多く、社会人でも有給を使って来ているなんて。

実際は、この断食で痩せても数ヶ月で戻ってしまい、またココに戻って一気に痩せる。
を繰り返す人が多いらしい。
「そりゃ、ココに来れば一気に痩せられるんだもん、嬉しいよ。でも続かない……」
と、嘆くリピーターが多い。

食べることで満たされる人間の弱さをついて、食品業界は新商品を開発し続ける。
体に良い悪いなんて関係なく、“クセになる味”を脳と舌に植えつける。
止まらないお菓子のカモとなってしまったら最後、食べずにはいられないスパイラルから
抜けられなくなるのだから。

それは、アトピー患者と薬の関係に似ていると思う。
医師と製薬会社は知っている。その薬では治らない、間違った使い方をしていると。
でも、患者は、それしか対処法がないと思い込んでいる。

商売のため業界発展のため、国も見てみぬふりだ。
どれだけ人の人生を狂わせてるかも知らずに。
これと同じ悲劇だと、過食をやめられない彼女たちの姿が重なる。

いろんな事に挑戦できる若い時期に、一番やりたいことが「痩せたい」というのは、
なんだか寂しい国のような気がする。

痩せてる人間には分かんない悩みだよ!って言われちゃえばそれまでだけどさ。

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断食施設15日目、2週間ぶりの下界で誘惑に負ける

断食が始まって2週間。
この場所とお風呂の往復だけで、近くの町を歩くことすらなかった。
それがこの日、滞在費を引き落とすため、ATMがある役場へ連れて行ってもらった。

2週間ぶりに人が暮らす町を歩く。
まさか、ATMで誘惑に襲われてしまうなんて……。

私の前で使っている人が、恐ろしく時間がかかっているのだ。
それも、並んでいる横には、ジュースの自販機が!!!

『あったか~い飲み物』があるじゃないか~~!
これまでの2週間、味噌汁以外あったかい飲み物は飲んでいない。
それも、それも、ミルクティとかもあるしィ(キキキ!!←心の中の叫び)

「もう、アカン」
あっさり、負けました。
温かく、甘い、味のある飲み物が、久方ぶりに体に入った。
「 うんめー… 」
とてつもなく幸せな顔をしていたことでしょう。

なんなんだ……。
断食すると、今まで好きだったものも興味なくなると聞いていたのに。

テレビでいくら美味そうな料理をみても、何とも思わずスルーできたのに。
手に出来る範囲になった途端、昔と変わらぬ感覚で欲してしまうなんて。トホホ。

そして、必要なものを買いにコンビニへ。
そこでも、格闘が待っていたのだ!
レジで支払いをする際、横にある物が目に飛び込んできた、
☆★☆ど・ら・焼・き☆★☆

その瞬間、世界は「私とどら焼き」だけになった。
スポットライトを浴びたような不思議な緊張感に満たされる。

「どうしよ、今まで頑張ったし、でもココで負けたらキリがない。
 ウーー…………」
ここでは、負けませんでした。
コンビニを出る際には、肩で息をするほどに興奮していたけど。
いつから私、こんなに根性ついたんだろう、なんて驚いたりして。

参った、こりゃ。
断食終えたらどうなることやら。

その後も、商店街を歩いては、
焼きたてコロッケや定食屋のディスプレー、みたらし団子の匂いと、
いちいち足が止まる。
孫悟空が、頭の輪を締め付けられて苦しむように、のた打ち回って我慢した。

クソー。先が思いやられるぜ!

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断食施設14日、理想の食事とは③ メニューと食べ方

実際、理想的な食事って、どんなものか。
(あくまで、ココでの指導なのですが……)
植物性を85%、動物性を15%が理想的だとか。

食材にすると、
穀物を50%、野菜・豆腐類・きのこ・海藻類を40%、動物性(小魚等)を10%
になるという。

具体的なメニューでいえば、
玄米と、野菜・きのこ入りの味噌汁、旬の野菜の煮物や漬物と、小魚・時々肉。
となる。
精進料理じゃん、っていうのはイメージの問題。

食べ方にもコツがある。
朝、4時から昼12時までは「体を休める時間」
昼、12時から夕方8時までが「体をおこす時間」
夜、8時から朝の4時までが「体が成長する時間」

というわけで、
◎朝からお昼までの体をやすめる時間には軽食が望ましい
 <ジュースや果物、野菜のみ>
◎昼すぎが、断食でいう回復食にあたる
 <消化の良いお粥や軽めの量>
◎夜8時までに食べる夕食で体が作られる
 <夜はしっかり食べる>

そして、食べることは体への負担が大きいので、
しっかり良く噛んで、ゆっくり時間をかけること。
それで、肝機能への負担を軽減できる。

肝臓を使いすぎると心身ともに疲れが取れない。
使い続ける肝臓を休ませることが、断食の効果。
それにより、体内のゴミを出すことができる。

といっても、実際これを実行するのは難しいこと。

「これしか食べちゃいけない!」とストレスになって、かえって体調を崩す人もいるとか。
それよりも、食べたいものがあるときは食べてしまって、
翌日に量を減らすとか、しっかり玄米を食べるという帳尻を合わせる方がイイらしい。

何事も、続けなければ意味がない。
今は、はやく玄米菜食をはじめたくてウズウズしている。

だって、玄米と味噌汁だけでも、ムチャクチャ美味しいんだもん。

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断食施設13日目、理想の食事とは② 添加物の恐ろしさ

添加物をとらない食事。
「そんなもん、今では無理やろ」と、ほとんどの人が思っているだろう。

私も正直そう思う。
国産・手作りが珍しく価値がある現在なのだから。
統一された食材のほとんどが、工場で生産された薬品まみれの商品。
それでも、ブランド化した味の方が安心して買える、それも本音だろうし。

添加物がないものを選ぶ大切さは、前回書いた「一物全体」と関係している。
食材を丸ごと食べるには、農薬や化学化合物があるものは危険ということ。

添加物でも、安全が確保されたものが出回っているはず、と思っている人も多いはず。
ただ、少し考えれば当然なのだけれど、研究され許可されている添加物であっても、
それは数年の動物実験でしか実証されていないのは明らか。
数え切れないほどの種類の添加物を人間が長年体に取り込んでいたら、
どうなるか、なんてことは誰も分からないのだから。

断食によるデトックス(毒出し)は、こびりついた添加物を排出する、
という効果があるそうだ。
実際、断食後にコンビニ弁当を食べられなくなった、という話をよく聞く。
体が喜ぶ・受け入れられるものに、ちゃんと反応してくれる、ということらしい。

でも、いわゆるジャンクフードには麻薬的なクセになるものが含まれているように思う。
ほとんどの人が、断食中に食べたくなるものがファーストフードだったりするのだから。
でも、出所後(断食後)に食べてみると、「うまくない……」と感じるというのだから面白い。
それだけ、脳の記憶に植えつけられているんだろうな。

多くの医療関係者などの本では、添加物がガンを引き起こすこと、
それも20代の若者のガンが増えている原因として添加物をあげているそうだ。
また、最近の不可解な事件の背景には、添加物が脳を侵しているという指摘もあるという。

「そんなこと言ったら、外食なんて出来ない!」なんて諦めずに、
自分の身を守ること・健康に生活することは、周囲の喜びでもあると自覚して、
出来ることから食生活を改善しよう、ではありませんか♪

特に、毒をためこみやすい体であることを自覚した今の私は、そう思うのである。

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断食施設12日目、理想の食事とは?① 玄米菜食のワケ

毎日健康講座を聞く中で、理想の食事というものを教わっている。

玄米がナゼ良いのか?イメージだけじゃなく、理由もなるほどと思った。
ので、このブログを読んでもらっている皆さんにも、お伝えします。
そして、私と食事をする際は、ちょっと頭の隅においてもらって、
誘惑の世界へ引き込まないでいただければと……。

ポイントは、
①穀物菜食、②一物全体、③地産地消 ④添加物をさける
そして、よく噛み、小食を保つ

①の穀物と野菜が良いという理由
人の歯は、臼歯と犬歯の割合が7対1。
ということは、穀類や野菜を食べるように設計されているということ。
肉を食べる場合も、健康な人ならば週に一回ぐらいはOK。
ただし、日本人の胃腸は肉を消化する能力が極端に欠けているから負担が多い。

②一物全体とは、
食べ物は、一部でなく全体を食べることが理想という意味。
皮や葉、根にこそミネラルなどの栄養が含まれているので“丸ごと食べよう”ということ。
よって、白米ではなく玄米がベストで、精製されたものは不完全になる。
なので、塩や砂糖なども、自然塩が良く、白砂糖は良くないということ。

③の地産地消とは、
その土地に生きる民族の体質に合う食材は、その土地で作られた農産物が最適ということ。
何千年という時間をかけて、その土地の風土に生きる体を作ってきた伝統食を食べようという意味。
例えば、極寒地に生きる民は、肉や脂肪の多いチーズなどを摂取して寒さを乗り越える。
南国の民は、体を冷やすためにコーヒーや果物を食べる。
チベット人がバター茶を毎日飲むのを、日本人が飲み続けたら……、病気にもなるわさ。

今の日本人は、流行や珍しさから外国料理ばかり食べている。
「世界が認める健康食」である日本食をおろそかにしているのは日本人という現在。

日本人にあった日本で作られる旬の農産物を食べていけば、
食べ物による病気は防げる、ということ。

それさえ出きれば、医療費が削減され、日本の農業農村が立て直される。
とても大事なやるべきことなのに、なんと足元が見えていないんだろうと気づかされた。

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断食施設11日目、味噌汁一杯の力

断食後の回復食をとった翌朝、ゲリピーになってしまった。

スタッフへ相談すると、
「今の私には量が多かったので、今日は味噌汁にしましょう」とのこと。
完全に胃が小さくなっている。

それにしてもだ、
朝・夕に味噌汁を一杯飲んだだけなのに、快適に過ごせている。
水だけの時のように、立ちくらみがない。

味噌汁ってスゴー♪
今までの味噌汁のイメージは付属品だった。
定食メニューに付いてくる、あってもなくてもいい物。
でも違うんだ!と味噌汁パワーを実感。
もちろん、根菜類ときのこがたくさん入った、
栄養たっぷりのものであることも理由だろうけど。

こういう状況になって、しみじみ思うことは、
人が生活するには、そんなに食べ物っていらないんだなぁということ。
もちろん、今はハードワークをしていないというのはあるけど、
“食べないと力が出ない”“病気になる”という思い込み、
ってすごく大きいんだと知った。

ココで教わったのだけれど、
イライラした時には、副交感神経が過剰に働くのだそうだ。
それを落ち着かせるために、たくさん食べてしまいリラックスを得られるらしい。
人間関係や仕事でイライラした時に、
「食べないとヤッテらんない!!」というのは精神的なものなわけで、
生活を改善しない限り、食べすぎは治らないのだそうだ。

それも、今の日本で食べられているのは、
薬品まみれの、日本人の体に合わない、季節にも合致していない食材ばかり……。

ストレスが過食を引き起こし、食べている内容の悪さもあって、
病気となって自分に降りかかってくる。

そういう悪循環と、理想的な食事について、毎日勉強(洗脳)されられている。

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断食施設10日目、回復食はじまる

水だけとなって1週間。

結局、他の人のような症状(頭痛、胃痛、吐き気、等)がないまま、
力が出ないだけ、という日々が過ぎる。
お腹がすいてどうにもならない、とかもなく平然と暮らしている。

これがかえって不安(効果あるの?と)。
でも、スタッフの人からは、
「それだけ毒素がたまっていなかった証拠で良いことですよ」と言われる。
ん?毒素、たまってるはずですけど。

こんな断食向きの体なのに、いったん中断することになった。
あまりにも体重が落ちているから。
いくら肌が良くなったとして、これじゃ見た目が病人だもの。

「今日から、少し入れていきましょうか」というスタッフの言葉により、
突然、腹が鳴り出した。
気持ちとしては食べたくないのに、脳が食べる快楽を覚えている。
これぞ野生の反応なのか。困ったものだ。

正直、食事再開が悔しい。
水断食のほうが、解毒が速いと聞いていたから。
私はアトピーを治しに来ているので、どうせなら徹底的にやりたかった。
体重減がそれほどでもなければ、合計2週間の水断食を計画していたのだから。
でも、無理をして体を壊しては仕方ない。

なぜ、食べたくないかというと、
「肌の調子がすごく良くなってる」と私が言ったら、同じアトピーの子が、
「当然でしょ。私たちみたいに毒素をためこんじゃう人は、
悪いもの入れなければ肌がよくなるに決まってるんだから」と言われたから。

これには、正直ビックリ。
そんなに、口に入れたものが体へ即効影響するなんて、気にしてなかったから…。
となると、せっかく空っぽになった体に、また何かを入れることが不安なのだ。

と言っても仕方ないので、本日夜から回復食。
普通食を食べられるようになるまで「お粥や味噌汁」で体を準備させるわけ。

その夜は、味噌汁とお粥。
1週間ぶりに固形物を口にしたのに、特別の感慨もなし。
でもやっぱり、この量でお腹いっぱい。

そして即効、体が反応しだした。一晩中お腹がグルグルだったから。
動きを止めていた胃や腸には驚きだったかな?

とにかく、1週間という期間、水だけで過ごせたのは実績。
山で遭難しようが、災害にあおうが、水さえあれば生きていけるのだ!

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