断食施設20日、停電からの収穫
食事前の時間帯、突然電気がつかなくなった。
山の上だし、よくあることかと復活するのを待つが、いつまでも真っ暗。
目を開けても閉じても、真っ暗闇だ。
さすがに、山の中だな~と気長に待っていると、
スタッフの動きが慌しくなり、今晩中の復活は無理との結論が出る。
10年以上のこの施設で初めてのことだそうだ。
それも、私たちが滞在している部分だけ。
という訳で、別な部屋に移り、隣の人と相部屋になって一夜を過ごす。
それは、とても興味深い夜となった。
断食に来ている人は、ダイエット、過食・体質改善が多い。
正直、アトピー体質の人とは情報交換したものの、
過食の人は、他人事だと思い込んであまり話をしていなかった。
相部屋になったその人は、過食に苦しむ女性。
話すうちに、その悩みがアトピーと同じなのが分かってきた。
彼女が言うには、「過食」を「食べすぎ」としか思われていないことも悩みらしい。
実際には、人生を揺るがす大きなことになっているのに。
彼女は過食のため、仕事も辞めてしまい、
どうしようもなくなって、今回、長期断食に挑戦しているのだから。
過食のスパイラルは、こんな感じで襲ってくるという。
仕事でのストレスがたまると、そろそろヤバイと分かっていても、
食べたい欲求が高まってくる。
食べても解決にならないことを承知で、ドカ食いを止められないらしいのだ。
大量のジャンクフードやお菓子を買い込んで、一気に食べる。
そして、体調を壊す。
その後、食べてしまったことを後悔する鬱状態がはじまり、
人とも会いたくない、外にも出たくない、何もしたくない……、と
引きこもり状態になるらしい。
それを何度も繰り返し、とうとう仕事まで辞めてしまったのだそうだ。
それも、自分が過食してしまうことを他の人へ打ち明けられないと言う。
肌がヒドイぐらいでそんなに大変? とか、
自分で自分をかきむしる自虐的な行動に走ってしまう辛さ。
アトピーと過食の違いは、肌に出るか食欲に出るかの違いだと思った。
“断食へ来る人は、それぞれテーマを持っている”
ココのスタッフが言っていたけど、本当にそうなんだなぁと身にしみた。
彼女が長期断食を決めたのは、
過食が治った人がいること、ココのスタッフが親身に相談に乗ってくれること。
といっても、彼女はこの場所に短期断食で通っているリピーター。
だから、長期だといって本当に過食を止められるのか不安があるのも事実。
お互いの悩みと目標を語り合えた収穫ある夜。
彼女の挑戦が、実ることを願って布団に入った。
| 固定リンク
「ダンジキ」カテゴリの記事
- 断食後の変化は継続中(2009.01.23)
- 断食施設22日、アトピー地獄 ~彼女の場合~(2008.12.17)
- 断食施設21日、断食コミュニティ(2008.12.14)
- 断食施設20日、停電からの収穫(2008.12.14)
- 断食施設19日目、紅葉で田舎満喫(2008.12.12)


コメント