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2008年11月

断食施設9日目、快適断食ライフ

ココの生活は夜の集会が30分あるだけで、それ以外は基本的に自由。
朝、晩の2食となっているけれど、水断食中の私には関係がないし。

そんな訳で、お風呂へ行く車内では「いつも何してる?」という話題になる。
私が1ヶ月滞在の予定と話すと、短期の人のほとんどが「私は絶対無理」という。
山の中で、何もすることがない日々が耐えられないのだそうだ。
実際、10日の予定が2日で逃げ帰る人や、目標の5㌔減を達成したから早々に帰る、
という人もいる。
私の忙しさとは対象的だ。

多くの参加者は、断食による眠気から部屋で寝るかテレビをみるか、
ダイエットのため散歩するかしか選択がないという。

私のように、農村に来れて嬉しい!
せっかくの機会だから今まで出来なかったことが出来る!と喜んでいる人は少ない。

だって、田舎に来ただけでワクワクするヤン。
どんな爺ちゃん婆ちゃんがいるだろう。この地域の特色は何だろう。
一緒に農作業したら楽しそうって。

今の日々は、
部屋の窓から見える森林に見惚れ、新鮮な空気を吸える喜びを感じ、
読みたかった本を読み(小説・マンガ・短編集など毎日3冊ぐらい)、
脳トレのための「数独ドリル」を楽しみ、ストレッチと筋トレをして、
日々の記録をパソコンに記録し(いつもA4・3ページぐらいになる)、
メールやブログを書いてネットで食生活の情報を集めたりしていると、
あっという間に時間が過ぎていき、テレビを見る間がない。

山小屋で働いていた時も、「修行しに来てるの?」とお客さんから不思議がられた。
テレビがみられず、部屋に暖房もなく、電気もなく、携帯も圏外だったから。
今の生活は、それら全てがあるのだから、すごく快適なんだけどなぁ。

ほとんどの人が、帰る日が近づくと表情が輝きだす。
私は逆に、東京中心の仕事に戻らなければいけないのかと、
断食後の生活に対して恐怖さえ感じるのに。

自分がいかに世間ズレしているのかを自覚させられる、楽しき断食生活なのだ。

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断食施設8日目、断食中の腹の虫は…

水だけの断食を開始して5日目。
当然、水以外何も口にしないというのが基本(アメもガムも歯磨き粉も)。
だけど、長期断食は危険が伴うので、塩分を補給するのも大事。

そんな訳で、梅干を口に含む。
一口食べた途端、キリリとお腹が痛くなった。
オー、水だけの時にお腹が痛くなることなんてなかったのに、
ちょっとの変化に敏感に反応してる。
やっぱり、体に何かを入れることって影響があるんだ、と身をもって知る。

断食中は、水を毎日2㍑近く飲む。
これが、なかなか難しい。味のしない水を飲み続けるのは意識しないとできない。
当然、水を飲んだところでお腹はなる。
面白いのは、水だけ飲んでいるのにタプタプ感がないこと。
お腹の中で、チャポチャポ音がしたりというのがない。
そして、お腹がなって水を飲んでもやっぱり腹の虫はおさまってくれないのだ。

私はもの凄くお腹の虫が元気な方で、コーヒーを飲んだら“グー”。
静かな弾き語りライブ中でも“ゴー”。
とにかく自分も周囲も笑かしてくれるぐらい、よく轟音を響かせていた。

そんな私が断食したら、一体どんな音が鳴り響くのか、正直楽しみでもあった。
でも意外なことに、腹の虫は常に鳴っているという感じで、
とんでもない音にはなっていない。
水だけの日々となった今では、小型犬がすねているような
「クゥ~」という情けない音にとどまっている。

水だけの日々も快調に進む。
スタミナはないけど、意識もハッキリしていて読書に熱中。
ココへ断食をしに来ているというより、自由な時間を過ごしに来ているような感覚で、
苦しい修行とは程遠い。

他の人は、水だけは無理でリンゴをもらったとか、味噌汁にしたと言っていて、
ヘーゼンとしているのは、やっぱり断食向きなのかも。
クセにならなきゃいいけど。

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断食施設7日目、他の参加者は…

水断食4日目。
いつになったら、断食による反応が出るのか、コワゴワと待つものの一向に表れず。

ということで、他の参加者の様子を伝えてみよう。

参加直前まで食べていた人は、極端な症状が出る人が多いみたい。
いきなり水だけにしたら、ものすごく吐いた。
胃が痛くてたまらないので、結局りんごを食べた、というケースが多い。
それでも一日1キロ減はめずらしくない。

冷え性の人が、断食をすると体がポッポしてくるケース。
35度を下回る低体温だったものの、断食をするたびに体温があがるので、
定期的な断食がやめられなくなった、とリピーターとして通う人。
数ヶ月おきや半年ごとに通っている、なじみ客が多いんだって。

ほんの数日滞在して帰る、何だかよく分からない人。
断食が良いと雑誌などで見て、ココが安く泊まれるからとお試しで来るケース。
来てみたら、すごい山の中だし、食事は玄米と味噌汁だし、と驚くタイプ。

この何だか分からない人が、お隣に滞在したので大変だった。

犬連れで、タバコ吸いだったのだ。
私がドアを開ける度に吼える犬、トイレや廊下まで漂うタバコの臭い、そして香水。
嗅覚の発達した現在、これはキツカッタ。
何より、断食に対するやる気の無さに、目がテン。
「ナゼ、あんなにご飯の量が少ないのか?」と聞かれたところで、
食べない為に来てんだから当然やろ!と内心思う。

怒り心頭だったのは、帰ってからのことだ。
外へ出ようと、いつものように玄関マットを通り過ぎようとした時、
足に冷たいものが!! マットを見るとあきらかに小型犬のシッコの跡があるではないかァ。
確認のために、靴下に付いてしまった臭いを嗅ぐと……、
『ぬぉ・・・・・・』
卒倒しそうやった。
奴らめ。

断食施設には、いろんな人がやって来るのダ。

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断食施設6日目、お婆さんになる

6日目。水だけになって3日。

あきらかにパワーダウン。
動きはすっかりお婆さんだ。
高齢者体験として、重荷をつけたスーツをつけているような感覚。

コタツを出るときも、3段階ぐらいにわけないと出られない。
まずは腰を引いて、ひざを曲げて、上半身を持ち上げる。それもゆっくりと。
本気で「ヨイショ」の掛け声をつけて。

なんでもない動作をするときに、お年寄りが時間をかけているのを
ジッと待っていた側(例えばレジでお金を出す時など)を思い出し、
当事者の気持ちを思い知る。

「情けないねぇ」「体がいうこときかないから」「なんにも出来なくなって」
とこぼしている気持ちって、こういうことか。
頭では先へ動いていても、体が全然ついていかない。

こうなると、掃除機をかけるのも一苦労。
6畳一間の自分の部屋をどうやって効率よい動きで片付けられるか、計画を練る。
何も考えずに動いても、ドヘっと座り込んでしまうから。

そんなわけで、階段をあがるときや着替えもノンビリ。
これじゃ、電車に乗ったら絶対席をゆずってもらえるだろうな、という状態。

今日の健康講座は嬉しい内容。

いままで、日本の食材がどれほど汚染されているか、
それによりどんだけの病気が発生するかを、
施設長の力説で語られていたけど、今日はスタッフの人の話。

玄米菜食を基本としながらも、それがストレスになっては
意味がないということ。

食べたいけど食べない、外食は食べられないから付き合いを減らす、
と無理を重ねるよりも、好きなものを食べたほうが心身共にいい。
何よりダメなのは食べすぎ。

教訓、「腹八分目で医者いらず 腹12分目で医者足らず」

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断食施設5日目、希望が見えてきた

水だけになって2日目。

他の人の話では、2日目から急に体調が悪くなる人が多いらしい。
39度近い熱が出たとか、吐いたとか、頭が痛いとか。
そういう反応は、その人の悪い部分の表れだそうだけど。

自分は一体どうなるん? 不安と期待をもって迎えたものの、結構ヘーゼンとしてる。
動悸もおさまり、眠気もない。動きも普通。
拍子抜けするほどに。

あれを食べたい、とかもない。
テレビで散々料理番組がでてきても、別の世界の話というか手の届かない次元のような気さえする。
私って、断食向きなのか!?

滞在数日にして、施設に入らなくても自分で食べなければイイじゃん、と来る前に思っていたナゾが解けてくる。
施設で断食する利点はたくさん。
・周囲の人も食べていない、という“食べないことが普通”という環境
・食べ物のニオイや誘惑がまったくない状態
・突然の体調変化にも専門スタッフが付き添っている安心感
・参加者に自分と似た悩みを持つ人が多いこと

最後の、同じ悩みを持つ人との出会いは大きい。
アトピーに悩む人の話を聞けたから。

その子は一見普通の女の子。
それでも以前はかなり酷い状態で、ただれた指がくっ付き、髪は抜け、仕事も辞めたそうだ。
今は食事に気をつけていて、だいぶ落ち着いているらしく、今回は断食初挑戦。

その子に言われたのは、
「絶対治るよ。酷い方じゃないもん。本当に酷い人は寝たきりになったり、体中から汁が出たままで過ごしてます、とかブログに書いてる人たくさんいるもん」と言われる。
すごく元気が出た!
苦しい時期を越えて、いろんな事例を知っている人から、“絶対治る”と言われたのだから。
正直、医療関係者から言われるよりずっと説得力がある。

半年前、治るはずがないと決め込んでいたアトピーと向き合うことを決めたものの、
実際、本当に普通の人の肌のようになるなんて想像できない、
というのが本音だったけれど、
やっと自分も健康肌を取り戻せる、という意識が出てきた。

その晩、キレイになった肌の自分が夢に出てきた。

私の体内で、どんな格闘が起こっているのか分からないけど、頑張ってくれ!細胞たち!

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断食施設4日目、水断食開始

朝食時、放送で食べる人の名前が呼ばれる。
……そこに私の名はなかった。
来たな、いよいよその時が。

水だけの日々が始まった。覚悟を決めよう。
と意気込むが、結構平気。ヘーゼンとしてる。

昨日は歩くだけで精一杯だったものの、
動けるし動悸もしない。頭もスッキリ。
いいぞ。
昨日、味噌汁だけというのが良かったのかも。

さて、恐怖のお風呂。
肌の調子が悪いし、水しか摂取してない状態でのシャワーは不安だったから。
そんな心配も取り越し苦労で、シャワーを浴びて肌も落ち着いた。

そんなことより大変だ。
体重がやはり落ちている。

来る前に心配だったのは、これ以上体重を落としては命に関わるんじゃないか、ということ。
あまり、書きたくないものの、参加前の体重が40㌔。
異常な数値。私の身長なら標準体重52㌔なのだから。
ほんの数ヶ月で、どんどん痩せていった。怖いぐらいに。

そして、水断食。
当然ながら痩せている。
……39㌔。
どうなることやら。でも、スタッフの人が見ていてくれるから、余計な事は考えないようにしよう。

ココへ来て、初めてパソコンをネットにつなぐ。
メールを送ったり、ブログを更新したり、見たいサイトをチェックしたり。
その他、読みたい本がたくさんあるし、体調の変化を記録したりと、
結構やることが多い。

なんというか、充実しているのである。
お腹は、なり続けているけどね。

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断食施設3日目、フラフラ

朝食、あれ? 味噌汁だけだ。
寝ぼけていて、あっという間に食べてしまう。

昨日スタッフの人と話をした時に、「水だけにした方が解毒が速い」と言われたけど……。
今、とても痩せているので、それが出来るのか不安だったから。
とはいえ、速く治すために来たのだから逃げちゃイケンのじゃ。

日中散歩したかったけど、結局、ずっとボーっと時間をすごす。
眠い、寒い。
味噌汁を食べているのに、このケダルサは何?

夜、いつもの集会へ行く。
話を聞きたいのに集中できない、顔すら上げていられない。

それも、集会所へ行くまでの間(ほんの1分の距離)など、
ずっと座っていた後に歩いたからか、視界真っ白。パチパチと光が舞う。
完全立ちくらみ状態。
大丈夫か、私。

集会の話は面白い。
健康な体づくりについて、いろいろ聞ける。

今日のポイントは『メンタルブロック』。
メンタルブロック(心の壁ともいえるらしい)とは、いわば思い込み。

自分はこういう性格、世の中こんなもの、という概念では状況は改善しないということ。
なぜ、こういう話になるかというと、
体と心は直結していて、このメンタルブロックを壊せないでいると
断食しても意味がない、という話だった。

この場所で断食して体をリセットしたところで、シャバ(現実の社会)に戻って、
今までのような食生活・考え方を続けていては、また毒をためてしまうわけ。
やっぱり、心が大事なんだ。

夜も味噌汁。
じっくり噛む。普通食は本当に美味そう。おかゆも食べたい。

でも、やせ我慢じゃなく、「これが食べたくて仕方ない!」という感情はまだ出ない。
明日から本当に水だけなのか?? いまさら不安。

やっぱり、肌が荒れて、心臓が高鳴り、ふらついているから。
でも、この壁を越えないと、心の壁なんて絶対越えられないんだから。

近くの散歩コースぐらい毎日行ったほうがいい、って他の参加者からアドバイスをもらったのに。
いきなり失速。
ただ、これ以上カロリー消費するのも不安なのも本音。

この状態で、本当にキレイな肌になれるのかなぁ。正直、未だ疑心暗鬼。
他の人の、きめの細やかな肌を見入ってしまう。

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断食施設2日目、なにかと忙しい

朝食、玄米と味噌汁。玄米の量が昨日より多い、それもゴマと塩がのってる!
塩だけでこんなに味わい深くなるのね~と感激。

食堂には、玄米の食べ方が書いて貼ってある。
親指の第一関節ぐらいの量の玄米を100回噛むように、とのこと。
なかなか難しくて、初日は直ぐにお米が口の中から消えていった。
でも、今朝はじっくり食べられた。

同席した女の子と話す。
ダイエット目的での1週間の滞在、実際3キロやせたという。
肌のツヤも良くなったって。
彼女が断食に興味をもったきっかけは、マンガ。
あるスポーツ系マンガの中に、アスリートが断食をして鍛える・健康になる、
という内容があって、ナゼ?と思ったから試してみたかったらしい。

その後、部屋の片付けやらをしているとお風呂の時間。
お風呂は町内の銭湯に車で連れて行ってもらう。
断食中は入浴禁止。
入浴による突然の体温上昇に体がついていけず危険だからとのこと。
というわけで、シャワーのみ。

車で下界(?)に降りていくのが新鮮。降りた先も田舎なんだけど。
その田舎っぷりが、郷愁をソソルのだ。

そのお風呂までの車内で、昨日来たという女性と話す。
医療関係の仕事をしている人。断食には医療系の参加者が多いのだとか。

その子は、以前もココで断食して調子が良くなったものの、
食生活が維持できず、半年後リセットしにまた来たそうだ。
最初に断食したときは、「もう二度としない!」というほど辛かったらしいけど、
体が要求していたのか、引き寄せられたとか。

彼女のすごいところは、参加2日前から断食を開始していたこと。
今回の滞在4日間(断食2日+回復食2日)を有効にするため、
事前に水だけにしていたという。
それも、仕事をしながらの決行というからスゴイ。
「自分は意思が弱いから」なんて言ってたけど、冷蔵庫の中を空っぽにして、
そのうえガムテープまではっていたというから、強い意志だ。
冷蔵庫には調味料とかもあるしね、誘惑を絶つにはガムテープ大事でしょう。

なのでココに来たのが断食3日目になる。
その状態での長距離バスでの移動は大変だったらしい。
(サービスエリアには美味しそうなものばかりだし)
若いのに、お風呂へ行く時もフラフラしていた。
なぜ、わざわざココへ来たのかといえば、回復食が自分では難しいからという理由。

多くの人がそうらしいが、自分で断食は出来ても、その後一口食べた瞬間から、
ものすごい食欲がわいてしまい、大量に食べてしまうケースが多いらしい。
それが、体にはとっても悪いんだって。
だから、素人が勝手に断食するのは危険なのだ。

お風呂後は、初参加者のためのオリエンテーションがあった。
嬉しかったのは「断食はマイペースが大事」という言葉。
実際、限界まで食べないでいようと無理をして、大変なことになる人がいるらしい。
人によっては、水だけよりも少し食べることで、同じような効果を得られるというから、
私もちょっと食べる系の断食がいいのでは?と思ってしまう。

その後に、集会(健康講座)がひらかれた。
施設長が語る、体づくりに関しての話は毎晩ひらかれる。
そこには全員が集まるのが規則。
20名弱なのだけれど、ほぼ若者だけ。

女性6割、男性4割というところか?
女性たちはダイエット目的が多く、一見フツーの人。
至ってフツーに元気で、すごく太っている人は皆無。
不思議だなぁ。
女性誌などで、断食にはダイエット効果があると紹介されているのが要因か。

その後、夕食。
向かいの子は学生さん。「私、過食症なの」平然と話す。
「10㌔やせるには、何日かかりますか?」とスタッフへ訴えていた。
目が真剣。

失礼ながら、こういう人が、毎晩健康講座を聞くのはとても意味があると思った。
「痩せたところで、体がボロボロじゃ仕方ないよ。
 体を作るのは食べ物であり、心が関係しているのだから」という話が聞けたから。

本日は、玄米と味噌汁を朝晩で400㌍の摂取。それでも全然元気。
快調に2日目が終わる。

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断食施設1日目、とある山村へ到着

着きました、断食施設。

でも、ネットが出来るのは有料なので、2・3日ごとに更新する予定。

ネット依存になるよりも、イイかーという感じです。

***

出発の朝。

新幹線へ向かうまでの電車内。広告の文字に勇気付けられる
「こころの温度をあげていこう」
ポジティブな言葉たちが目に入ってくる。

新幹線に乗ったぐらいじゃ、日常を飛び出した感じはないけど、

切り替わった気分が確かにあった。
やっぱり、動き出すことって大事。

新幹線内で、断食後の新しい生活を思い描く(はや過ぎ?)。
朝6時におきて、体操して、ニンジンジュース飲んで、ウオーキングして、玄米おかゆたべて、仕事して、お昼はスープで、ウオーキングして、仕事して、野菜メインの夜ご飯たべて、10時に寝て、別人やな。

でもこれが、今理想なんじゃないかと思う生活。

予備断食をしていると、取り掛かるのが楽だと聞いて、ちゃんと実行。
開始する3日前から、次のように食事制限するといいらしい。
3日前は通常食の6割、2日前には3割、前日となるとお粥か味噌汁1杯。
前日に目がテン! 一日で味噌汁一杯だけかい!?

問い合わせると、3食ごとにその量ということだった。ホッ。
それでも、当日は、できれば何も食べずに来てといわれる。

だからといって、長距離移動になるし、現在かなり体力が落ちているので無理はせず、朝お粥を食べる。
結局は、それだけじゃたどり着けなかったけれど。

そんな予備断食の効果なのか、すでに嗅覚が発達しニオイが気になる。

新幹線にて、後ろ5列ぐらいの人が広げだした弁当のニオイに襲われる。
昼の時間帯に乗り込んだのは酷だ。

となりのオジサンが弁当を広げた時なんかは、「それ、腐っとることない!?」とツッコミたいぐらい強烈だった。
向かいの席で、いろいろ食べ続けるオバちゃん達の姿は、雑食怪獣が小さくなったよう。可愛くも見えたけど。

ローカル線に乗り換え、目的地まで移動。
前に座るおばちゃんが、歯の間にはさまったものを、チーチーと音をたてて取ろうとしている。
……あぁ、こうやって歯にはさまったイカとかを取り出すことさえなくなるんだ。しばらくの間、固形物が歯にはさまることさえないんだなぁ。

特急に乗れず、バスの時間に間に合わず、2時間も待ちぼうけ。

これが最初の試練だと直感したが、まさにだった。

コンビニを長い時間うろつく。

どうしても、あったかい・味の付いたものが飲みたくて、コーンスープ購入。
ものすごく言い訳しながら。フラついてきたしとか、ラーメンよりエエやろとか。

コーンスープは、粒粒のやつ。せっかく買ったのに、缶から全部の粒がでなくて悔しい。

その後も、外でバスをまっていられず、ロッ○リアへ入ってしまう。

寒いんだもん(エネルギー入れてないから)と、また言い訳。

そこで格闘。本気で戦った。

「バナナケーキとコーヒーのセット」を注文するかどうか悩む。

ケーキといってもバナナだし、口の中でぐじゅぐじゅにしてスープみたいにしてもダメ?と誰へでもなく言い訳するが、コーヒーで我慢。
意図的じゃないけど、クリームが入ってた!それも甘いヤツ。
だから、意図的じゃないってば。

店内に流れるメニューの言葉とにおいに刺激される。
お客「ポテトのSがひとつ、と……」
店員「ポテトのSが、おひとつ」
なぜか、頭の中で反復する。いかんいかん。

近くの書店で買った山の雑誌には、山で食べる料理と小屋のメニューが!
元気になったら、絶対山に登るんだから!と気合が入る。

どうも、食べ物の単語が目に入ってくる。
そして、食感や食味がありありと蘇る。
今さっき食べたかのように。
記憶から引き出される誘惑なんだろうか。

ようやくバスに乗り込むと、車内では観光グループと学生達の大きな声が。
「あー、お腹すいた」「何、たべたい?」
もう少しで空腹を満たすくせに!甘ったれるな!!

と、断食をするのは自分の勝手なのに、反応してしまう。
余計なものを聞き入れないように、耳のボリュームを絞れたらいいのに。

夜も暮れて、ようやくお世話になる山間部にある施設に到着。
チャイムを鳴らすと、明るく若い女性が迎えてくれた。
そして部屋の説明、きれいで広くて。設備もちゃんとしてる。

「長期なので、ゆっくりやっていきましょうね。とりあえず食事とりましょうか?」という嬉しい言葉。
そうなのか! 気合入れすぎてたかも。

最初の食事は、玄米(小豆で炊いてある)と、味噌汁。
とっても、
おいしかったなぁ。
しっかり噛めること、濃い味の玄米と具沢山のお味噌汁。
かなり少量なのに、もう充分という感じ。

今日、何度も思ったけど、予備断食してて本当に良かった。
結局この日は、お粥・野菜ジュース・スープ・コーヒーと、玄米+味噌汁。
トータルでも、かなり少ないのにそれほど苦しくない。

部屋に戻り、入所者用のアンケートに記入。
今まで食べてきたものとか、好きな食品を問われる。

内容からするに「肉・魚・乳製品・甘いもの・酒」やっぱしダメなんだねー。

それにしても、体に「入れるもの」について考える。
これだけの選択枠の中で、良いものを選びたいはずなのに、種類が多すぎて大切なものがわからなくなるということか。

インプットしたものでしか健康を維持できないと思い込んでいるけど、人の体ってそんな単純じゃないってことを、今回学べるような気がする。

夜、外でカサカサと音がする。
周囲は完全な山の中。夜にはちゃんと星が出る。

布団に入りながら、絶対、動物だなとワクワク。
鹿か? 山小屋で働いていた頃の感覚に戻る。

窓を開けて見てみたくなりつつ、ふと思う。
“もしかして、草食べてる人間だったりして!”
なんてのは冗談であり、そんなこと自分もしないけど。

建物の壁が薄い。上の階の人の足音も響く。
それでも、夜は静かな女性寮。
静かだなーと思いながら、
「そのカツ丼、アタシのなんだから~」とか、寝言で叫ぶ人がいたら面白いのにとニンマリ。
って、自分がそうならなければいいけど。

あー、とにかく来て良かった、と何度も思った夜だった。

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やるぞ!断食!!

断食をすることになった。
専門の施設で、それも1ヶ月。

いつものように、その決定は突然だったのだけど、
さすがの私でも、水しか口にしない日々を決断するまでには、
かれこれ半年にわたる葛藤があったからで、
その内容を書くにはとても時間がない。

それでも、明日からスタートする未知なる体験を前に、
断食なるものに望む直前の気持ちだけ書いておこうと思う。

断食にて期待することは、もちろんイロイロ
①アトピー体質の改善
②極度の冷え性の改善
③まともな生活習慣の確立
④心を鍛える
やっぱし、①アトピー治療がメイン。

半年前に思いがけない「革命」がおこって、
人生をかけて体質改善しようと覚悟をきめたのだけれど、
ある程度良くなってからというもの、なかなか先が見えなくなっていたから。

そうだ、「アトピーには断食が一番いい」って聞いたことある! と思い出したのだ。
(もちろん、ある人の意見であり、アトピーの治療はケースバイケースなんだけど)。

それが、11月4日ぐらいだったと思う。
ネットで調べるうちに、デトックスとかダイエット系で、プチ断食が注目され
すごく人気だというのを知る。
その後、本格的なアトピー改善の治療をしている専門の施設を見つける。
それが、11月の6日ぐらい。
問いあわせると、長期滞在者が多く、希望日には空きが2人分しかないのだという。
「あ~、行かなきゃ!」
ということで、即効決定。

そこから、断食なるものの奥深さが今一番の関心事。

そもそも、人は食べるために生きるようなもので、
仕事をする理由も「食べていくため」っていう人が多いわけで、
食べることで栄養をつけ健康になるのが普通なわけで、
何も食べないことで、病気が改善されるって、何でや?

最初なら、誰でも思うだろう疑問が浮かぶ。
水しか飲まないのに、なんでこんなに滞在費が高いん?

私が行く場所の回答では、
「断食って、人によって反応が全然違うから、個別対応なんですよ。
 だから、長期で受けている所なんて珍しいはずです」とのこと。
確かに、4・5日や、10日前後はあるけど、1ヶ月を超えるところはあまりない。

「アトピーを本格的に治したいならば、3ヶ月やると良いんだけど」と
サラッと言われてしまう。
3ヶ月って……。
「とりあえず、1ヶ月にしておきます」ということになった。

断食といっても、いろいろ種類があるんだそうだ。
・水だけ飲んで食べない『水断食』(水も飲まないという意味じゃない!)
・野菜ジュースなど少しだけ栄養をとる『半断食』
最近は、半断食に温泉・ヨガなどを組み合わせたリゾート的な断食が“ファスティング”という言葉とともに、人気だそうだ。

どうせやるならさ、効果が高いほうがいいし、
思い切って、なかなか出来ないことに挑戦しようというわけ。

それにしても、断食を調べるほどに面白くって、おかしい。

生き物の中で断食をしないのは、人間だけらしい。
それでも、宗教によっては習慣になっている人たちもいるでしょ、
それに、日本でもお祭りのときだけ食べないとかもあるみたいだし。
体内を浄化するために食べないというのは、不思議なことではないらしい。

ようするに、水道管でも長年つかえば掃除が必要というようなもので、
一回水の流れをストップして、
溜まってしまった、こびり付いた汚れなんかを乾かして
はがれ落とそうということなのではないか、と私はイメージしている。

すごいのは、食事による栄養が来なくなると、
体内の白血球が脂肪を食べ始める、という話。
細胞間での弱肉強食がはじまるわけだ。

当然、かなりのショック療法なわけで、
単純に、水だけ飲めば断食なんでしょって、素人が実行するには危険なんだと。

ちなみに、私が挑戦する1ヶ月は、
水だけの日々が2週間、その後おなじ期間をかけて回復食をとる。
おかゆとかを食べるんと。その回復食が素人では無理らしい。
実際、方法を誤ると命取りになるというのだから……。

断食開始後しばらくは、眠くて仕方ないとか、その後すごい集中力が増すとか、
すごく嗅覚が発達するとか、生命維持を優先して今までとは違う反応をするとか……、
「~らしい」という情報ばかりで、
で、自分の場合はどうなのよ!ってことを知りたい衝動と、やっぱり怖いのもあって、
もう、はやいこと始まって欲しいわけ。

そんな断食ワールドが伝わってくるサイト。いといさんは本当オモロイ。
http://www.1101.com/danjiki/index2.html
(↑これを読めば、たいていの人は断食に興味がわくはず)

なにしろ、一ヶ月間だからね。
その間、何をするか。もう、これも楽しみで。

今までやりたくても出来なかったことをしよう、と企みがいっぱい。
とりあえず読書でしょ、体を軟らかくもしたいし、
柄にもなく、絵をかいたり手芸したりとか習字なんて、どう?
って、何で遊ぶかで頭がいっぱい。
でも、資格取得とか、楽器を練習なんて人も多いはず。
まさに、一石二鳥よ。(始まる前だから、勝手なこと言ってるけどさ)

経験談からすると、
体が軽くなって歩きたくなったり、経験ないほどの体調の良さを感じるというから、
体を動かせるなら、昔からやってみたかった
「一輪車に乗る」とか「平泳ぎをマスター」なんてトライしたいけど……。目的が違うよな。

いやー、どうなることやら、
どんな人が滞在しているのかという、出会いも楽しみだ。

さて、疑問はいっぱい。
噛まない日々でアゴが退化しないか?
本当に食べたい誘惑に勝てるのか?
どんな夢をみるだろう??
もー、コーフンしてます。

最初は、意識がもうろうとするらしいからブログ更新できるか分からないけど、
パソコンも(携帯も)持っていくので、
可能なかぎり中継したいと思ってます!

それでは、行ってきま~す!!
場所は「とある山村」とだけ、施設名もナイショよ。

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