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2008年5月

そんでもって、ブラジル

結局、GANGA ZUMBA・ブラジルツアーには申し込みませんでした。

なのにまだ、悩んでいる。
もちろん、ブラジルへ行く方法が他にもあるからだ。

gangaブラジルツアー申込み締め切りの、5月9日朝。
私は最後の望みをかけて新聞を見ていた。

何気なく買った宝くじの当選日が、ブラジルツアーの申込み最終日と合致していたのだ。
これは、もしや……。
その「もしや」は、単なる神頼みではない。
だって、私には「*」がたくさんあるのだから。

なんでも、手そうの世界(テレビで偶然みた)では、掌に三本線が交わる「*(何とかスターという名前が付いていた)」が現れると、とてもラッキーな時期で、宝くじなど当たりやすいとされているらしい。
その*が、私の左手には10ヶ以上もある(単なるシワだらけなのか?)。
やっと、威力を発揮してくれるのか!何とかスターよ!!と、
朝刊と宝くじをなめるように見比べるが、
……やはり人生甘くない。当選金額100円ナリ。

ということで、「ブラジル楽しんで来てねー♪」とミヤ友に言うつもりで出かけた、
ブラジルドキュメンタリー映画の上映会(5月9日夜)。
もちろん、MIYA様のトークショー付きなので参加した。

そこで、最後の最後に、ガツンとやられてしまう。
「ブラジルっていうのは、何度行ってもその正体が分からないっていうか、場所により全然違う顔をしているんですよね。(何十ヶ所もの町の名前と特徴を言いながら)それぞれに魅力があって、訪れる度に、また行きたくなってしまう」
「ブラジルの人って、1人として同じタイプの人がいないような、人情味ある人ばかりで」
熱く語る、MIYAがいた。
“多くの人と共に、移民100周年のお祝いを現地で迎えたい”と彼が言い続けた意味が、今更ながらビンビン伝わってくる。

そんなブラジルに行ってできた歌だと、
今まで何度も(CD込みで何百回も)聞いてきた歌の、本当の意味を知る。

月が満ちるたびに、あなたを思い出す
頬を赤く染めて、恥らう面影を

春は君を思い、夏は風に抱かれ、秋は君を歌い、冬は春を願う
                『沖縄に降る雪』 作詞・作曲/宮沢和史

沖縄から移民となってブラジルに渡った人が何十年後に再会し、離れ離れであってもお互い思いあっていた、という映画をみて作った歌だという。
それも、ブラジルの山の上にある白い石をみて、沖縄出身の人は雪のようだと地球の裏側にある故郷を思い出していたのではないか、と想像しながら書いたと熱唱してくれた。

まいった……。マイッタゾ、これは。
申込み期限まで、あと3時間を切ってる。

と、言いつつ、イベント終了後には、ミヤ友と飲み。
それでいて、どこからでも(コンビニのFAXとか)ブラジルツアーへ申し込めるように、パスポートまで(番号を申請しないといけない)持ち歩いていたのだ。
まったく未練がましい。

なぜ、こんなにも悩むのか。
その答えがやっと出た。
なので、今回のブラジルツアーには行けないが後悔しないだろう(たぶん)。

<最大の理由>
前回のキューバツアーでは、200人以上が一斉移動となるため、現地の触れあいがいまいちなかった。キューバという滅多に行けない場所を旅したわりに、キューバに行った実感がなく帰ってきてしまった。

外国への旅ってものは、ドキドキしながら注文をしたり、ジェスチャーだけで会話ができた喜びとか、なにげない寄り道からの出会い、なんかが忘れられないものとして残るもの。
そういったことの少ないパックツアーというのは、私には会わないなー。ということ。

ならば!自分で行けばいいじゃんかァー!!
ということで、まだ悩んでいる。
これがやっぱり、高いんだよなー。
(ガツンと来た、上映会の話をまた次回に)

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どうなったブラジル!?

宮沢和史氏のバンド「GANGA ZUMBA(ガンガズンバ)」がブラジルでライブを行う今年の7月。このツアーを現地で楽しむファンクラブツアーが開かれる。

といっても、3年近く前に参加したキューバツアーの頃からその噂があり、その頃すでに「こんな冒険二度とない」と心に決めていた。

帰国後のみんなのブラジル話を楽しみにしていたのに、前回のライブ(この下に書いた渋谷)後に、大きく揺さぶられることになる。
ライブ後の飲みで、ブラジルツアーへの勧誘攻撃を受けたのだ。

***

ミヤ友A「ブラジル帰りの話を聞くだけなんて、絶対に悔しいと思うよ」
ワタシ「いいもん。だって、キューバの時は、これから新しい仕事(今のライター)に挑む自分への栄養補給というか、ここで勢い付けておこう!って奮発した、超スペシャルなことだったから」

ミヤ友B「ライターなら、引き出しが多いほうがいいんじゃなーい」
ワタシ「確かに、地球の裏側のブラジルまで行ったってだけで、ネタになるなぁ」
ミヤ友B「キューバが契機づけなら、更なる飛躍っていうのも必要な時期でしょう」
ワタシ「うっ……」
なんだか、囲まれている感がある。だって、私以外の3人はブラジル行きを決めているんだから。

ミヤ友C「目標があれば、仕事だって余計に頑張れるじゃん」
ワタシ「確かに、キューバ行く前は、すごく日々が盛り上がってたもんな。そうか、みんなあの頃のように、どんな旅になるんだろうってエネルギーが高まってるの?」
なんか、うらやましさが募る。

ワタシ「それにしても、高い!4泊8日で60万なんて高すぎる」
ミヤ友B「じゃあ、同じ金額でこれ以上の価値があるものってある?言ってみ?」
ワタシ「……」
ミヤ友A「モノはいつだって買えるし」
ミヤ友B「ブラジルは今回だけだよ、来年はないんだから」
ミヤ友C「仕事なんていくらだってあるじゃん。私なんか休みもらえなかったら、仕事やめてもいいと思ってるし」
ミヤ友B「私なんか、ブラジルへ行けるように、仕事してないんだから」
ワタシ「ヘェー?(のけ反りながら“ェー”が高音)」

ワタシ「でもさ、私の中ではさ、キューバのツーショットで、MIYAとの関係が確立したっていうかさ、あれが喜びのMAX。もう充分って思ったの。だから、イイの!!」
ミヤ友C「自分で限界つくって、どうすんのよ(低い声で)」
ワタシ「……(絶句)」
ミヤ友C「だってキューバとブラジルだったら、ミヤの思い入れが全然違うって。ブラジルに影響されてきたって、散々言ってるじゃん」
ワタシ「そうかも……」
度々頭を抱え、悩みだすワタシを見ながら、
「私たち保険の勧誘できるかもね」とか「悪徳商法みたい」と笑っているミヤ友たち。

ミヤ友A「何を悩むのかが分かんない。そんなにミヤのこと好きなのに」
っていうのが自分でも悔しい。
ワタシは未だに写真たてに入ったMIYAと2人の写真を毎日見てるし、
シングルは毎晩聞いているし、歌詞カードやパンフレットなどは小文字も全部読むし、
当然日々、BOOMとMIYAのHPはチェックしているから(他の3人は全然違った)。

ワタシ「なんか、決断できない自分が情けなくなってきた……」
ミヤ友3人「来た来た、こっち側に来た。あと一押し」
ワタシ「アンタ達、FIVE D(MIYAの事務所)からマージンもらってんじゃないの!?」
「お金なら、貸してあげるから!」とまで言ってブラジル行きをすすめてくれる。
ミヤ友B「考えてごらんよ。今まで、ミヤから裏切られたことなんて、なかったじゃん」
ミヤ友C「一緒にブラジルのライブ楽しもう♪」
ワタシ「こんなふうに2時間も説得している姿をスタッフがみたら、嬉しくて泣くよ」
ミヤ友3人「嬉くて泣くのは、MIYAだって~(大声)!」
大笑いの夜でした。

で、決断したのか。
いろいろあったので、また次回。

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MIYAの本音

もう、いろんな人が書いているだろうけれど、
5/3 GANGA ZUMBA・SHIBUYA-AXレポを。

とても楽しみにしていた、ガンガズンバ半年振りのワンマンライブ。
なのに、体調はすぐれない上に、立ち居地が悪く、まったくMIYAの姿が見えない。
声はすれども姿が見えずで、手も足も出ない程前後から押されていた。
首が痛いを通り越して、少々気持ち悪くなっていた頃、アンコールとなる。

とても、いいテンポで、会場一体となって進んでいるのは分かった。
でも、身動きとれない状態の私は、
早くここから脱出したかったのも本音(未だかつてないことだけど)。

そんな中、アンコールも終わり、全ての曲が終了。
恒例のメンバー全員がおじきをしているときだった。

メンバーへ向けた会場の拍手が、途中からドワーッと大きな音となって鳴り響いた。
誰か指揮者でもいたかのように、一斉にボリュームが上がった感じ。
観客全員が、これ以上強く叩けない力を込めて拍手をおくる。
みんなの心がひとつになった瞬間。私たちにも、熱いものがこみ上げてきた。

長く頭を下げていたMIYAが顔をあげると、高潮した顔に真っ赤な目。
私には、「ヤベェ、おれ幸せ」って困っているようにも見えた。
その後、「もう一曲歌おう!」と言ったのだ。
他のメンバーすら、「お?」と軽いズッコケをしているぐらいだから、本当の予想外。

メンバーが、それぞれのポジションに戻る間、MIYAは語りだした。
「何か新しいことをしようとすると、必ず足をひっぱる奴がいて。俺は全然いいんだけど。
 沖縄の戦争の悲惨な事実を伝えたくて島唄を作ったら、山梨の山猿がなんだって
 言われたし。新しいバンドをやろうと言った時も、何考えてんだって、色々言われた。
 でも、もう、何も怖くない。
 ……俺には、みんながいるから」
顔中に光る汗の間から、汗じゃないものがスーッと流れたのが見えた気がした。

「だから、みんなが目標に向かって進もうとして、うまくいかない時、
 行く先を見失って一人ぼっちだと感じたときがあっても、大丈夫。
 その時は、……俺たちが、ついてるから。俺たちはいつだって歌ってるから」
って、言ってくれた。
(*私の記憶を頼りに書いてるので、一部違うかもしれません)

それまで、ステージを左右に駆け回ってくれた時しか姿が見えなかったのに、
その話をしているときと、その後の一曲だけ、
モーゼの十戒のように(それは大げさ)、MIYAのお姿が見えたのだ。

こりゃ、マイッタ。
やっぱりそうか、という意味で。

MIYAも怖いんだよ当然。
この言葉は、仲間だけに語ってくれたMIYAの本音なんだと思う。
批判もされるし、嫌な思いもしてる。でも、目標があるから進めるんだ。

私も昨年から、大勢に影響を与えるような行動をはじめてしまって、
それは当然、誰かを傷つけまいと自分なりに考慮しているけれど、
キツイことがいろいろあった。人って怖いと恐怖感も味わった。

でも、そういういろんなことがあって今、昨年から目標にしていた書籍企画が
あまりのナイスタイミングで賛同者を得て、動き出している。

それでも、一冊の本が簡単には出来ないことを知っている。
きっと、想像もできないことが起こるんだろうなと、始まる前から怖いのも本音。

私程度の経験で、こう思うんだから、
MIYAはきっと、業界から抹殺されるかも、とか、家族を養っていけるだろうかとか、
とても怖かったんだと思う。

行く手を阻む、嵐が来ても旅を続ける生き抜くために
羽撃け 自分の意志で 向い風が吹く道も
羽撃け 身体一つで 光を背に受け
          GANGA ZUMBA 『UM』  HABATAKE!

やっぱり、私も進むよ。MIYAが「俺たちがいるから!」って言ってくれたし。

いろんなことがあっても、MIYAが進んだからこそ、
新しい歌がうまれ、最高のライブを作ることが出来ているんだから。

身体的に苦しいライブだったけど、最後の最後に思いがけないプレゼントがあって、
やっぱり最高の夜でした!

それにしても、
あんな、カッコいいMIYAに、「もう怖くない、みんながいるから」って
言わせたアタシ達も、な・か・な・か……
スゲーんじゃねん!happy02

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